Qrosの女 誉田哲也

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Qrosの女 誉田哲也 意味 あらすじ ドラマ作品を楽しむ

こんにちは!おるさんです!
今日は誉田哲也さんQrosの女を紹介します。

桐谷健太さん主演、「Qrosの女 スクープという名の狂気」が2024年の秋ドラマとして10月7日(月)23:06から放送されていますが、原作はどんな話でしょうか。

内容がわかるようなネタバレはしていないので、気になればぜひ読んでみてください。

著者:誉田哲也
Kindle Unlimited:対象
Audible 聞き放題:対象外
(2024年11月現在)

Qrosの女の作者は?どんな話?

作者は誉田哲也さん。1969年生まれ、東京都出身です。
ストロベリーナイトで知られる「姫川玲子シリーズ」の作者でもあります。

Kindle Unlimited:対象
Audible 聞き放題:対象外
(2024年11月現在)

Qrosの女ってどういう意味?あらすじは?

週刊誌の芸能担当記者である矢口は、人気俳優藤井のマンションの近くで先輩記者の栗山とたまたまQrosの女を見かけます。

Qrosは日本の一大ファストファッションブランド名。

毎度著名人などが多く起用されているQrosの最新CMの中で、誰だかわからないけどとてもかわいい女の子あの娘は誰?と話題になっているのがQrosの女です。


Qrosの女の正体は誰か、なぜそんなところにいたのか。物語を進めていくと少しずつ明らかになっていきます。

またQrosの女はネット上でも話題になり、目撃情報など様々な情報が飛び交っています。

掲示板ではQrosの女についてのスレッドが立てられ、最初は誰に似ているなどの話ですが後にはどの駅で見かけたといったプライバシーに関するものから何やら具体的な妄想まで。

週刊誌だけでなく、インターネットの中でもQrosの女の話題は広がっていきます。

ドラマ情報・キャスト

キャスト

栗山孝治      :桐谷健太
矢口慶太      :影山拓也(IMP.)
キュロスの女    :黎架
栗⼭志穂      :⽥村保乃(櫻坂46)
藤井涼介      :増子敦貴(GENIC)
福永瑛莉      :なえなの
近藤サトル     :三浦孝太
遠藤亜矢(久岡リナ) :川島海荷
林⽥彰吾      :岡部たかし
園⽥芳美      :哀川翔
(敬称略)

印象的だった話

「優しい嘘」

ドラマ原作者の誉田哲也さんのコメントとして「優しい嘘」についてコメントがされています。

書籍の中でもある人物のセリフで言及されています。

誰かにとっての真実は、実は別の人にとっては嘘だったり。でも真実が必ずしも人を幸せにするわけじゃなくて、優しい嘘の方が、よっぽど多くの人を幸せにしたりもする。

Qrosの女 終章より

記者は真実を突き詰めて記事を書くことを生業としますが、内容が誰かを幸せにするとは限りません。

SNSでいう「特定班」も当てはまるでしょうか。真実を明らかにすることだけが正義ではないのかなと。
見る側面が変われば真実か嘘か感じ方も変わってきますし。

厳しい真実を突き詰めるのではなく、優しい嘘をつく方が多くの人にとって幸せなこともありますよね。


おるさんは誰かを傷つけないものであれば嘘をついてもOKというマイルールのもと生きています。

正直でありたいとは思いますが、だからと言って周りの空気を無視したりだとか、真実を伝えることで誰かが傷つくことがわかっているのならあえて口に出す必要はないという考えからです。

コミュニケーションの中で生きていますし、理性を持った人間なので(ねこですけど)!

改めてそんな思いが強まりました。

週刊誌の仕事について

登場人物は週刊誌の芸能担当記者で、仕事に関するそれぞれの心情を知ることができます。

芸能ゴシップが誰かの人生を狂わせうる可能性があることを理解している人や過去の出来事から腹いせやお金のために続けている人。

個人的には週刊誌の情報って知らなくてもいいと思うこともあるので、もしかしたら悩みながら続けている人もいるのかなと知れたのはいいきっかけになった気がします。


あとは情報を拡散される側の気持ちを知れたことでしょうか。

芸能ゴシップってSNSなんかだと目にする機会が多く簡単に拡散されている印象がありますが、拡散されている側は一度ネット上に出てしまえば消えることはないし情報が間違っていても訂正する術はなかなかありません。

また週刊誌と違って匿名で広められるのって怖いなあと。

少なくとも実名で記事を書くのってある程度の責任は自身や出版会社にかかっていると思いますが、匿名の情報ってなかなか表に出ないから無責任なこと言えてしまうのかなと思いました。

この本のここが好き!

章ごとの目線が違う

この作品は章ごとに語り手が変わります。

時系列が前後しながら物語が進んでいきますが、あの時のあのシーンではこの人はこんなことしていたのか!と同じシーンでも違った目線で楽しむことができます。

一人の目線だと他者の行動、何を思っているのかってわからないですよね。


現実世界ではもちろん当たり前のことですが、小説の世界だと登場人物たちの心情を覗くことができるのは魅力だなと思います。

Qrosの女って誰?がテーマではない

Qrosの女の正体ですが、割と序盤で判明します。

この作品はQrosの女の正体を知った後の方がメインになると思っています。


話題になっているQrosの女のいろいろな情報はネット上で拡散されていきます。

Qrosの女とされる人物の本名やよく見かける駅、どこで何を購入したか。ほぼガセネタでしょうが、その中に本当の情報があったら?
そもそもガセネタかどうかってどうすれば知ることができるでしょうか?
情報を拡散されている本人の気持ちは?そんなことを考えさせられました。

Qrosの女の次に読みたい!おすすめ書籍まとめ

Qrosの女を読んだ後、何を読もう?とお悩みの方におすすめの小説をまとめています!

おるさん
おるさん

それでは次の更新でお会いしましょう!最後までご閲覧ありがとうございました~!
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